シチズン時計は買い時か?時計事業以外に期待するなら有り!
こんにちは
朝倉です。
あぐらをかけるイスを注文しました!週末に届くので楽しみです(*'ω'*)
米国株の高配当株は一定程度の残高を積み上げることができましたので、今年からは投資額の40%程度は日本の高配当株に投資しようと思います。シチズン時計に興味がでましたので分析します。
シチズン時計を購入する理由は下記の通りです。
- 業績は回復基調
- 時計事業以外の事業も利益が出ており、時計事業への依存度が高くない
- 海外の売上高比率が高い
- 配当利回りは約5.9%(2023年3月期予想)
業績について
コロナの外出規制により業績は落ち込みはしたものの、2022年3月期には回復傾向にあります。
コロナの外出規制の撤廃により海外での時計事業の売上高が増加しています。(2021年3月期比+354億円)
工作機械事業の売上高も増加しています。(2021年3月期比+343億円)
セグメント単位の連結売上高と営業利益を確認します。
時計事業以外の事業合計(工作機械事業、デバイス事業、電子機器事業)で連結売上高の50%超を、営業利益の60%超を占めており、時計事業への依存度は50%を下回っています!
また、各事業とも営業利益率が5%を超えており、利益率が高いです。
意外な事業!
社名からは想像できませんが、工作機械事業も行っています。この事業は連結売上高の30%近くも占めており、会社の主要な事業です。また、利益率が16%もあり収益の柱です。
時計加工のノウハウと技術を用いて、CNC自動旋盤という金属を削る工作機械を販売しています。
シチズン時計はNC自動旋盤の世界シェアの30%を保有しており、トップのシェア率です。また、医療、自動車等の部品加工用の工作機械も提供しています。
景気によって大きく増減しますが、工作機械事業の市場規模は1〜2兆円ほどありますので、これからも売上高を見込むことができます。
工作機械事業以外にもデバイス事業と電子機器事業も行っています。デバイス事業の2022年3月期の連結売上高は515億円、電子機器事業は199億円もあります。
デバイス事業は時計製造で得た小型・精密加工技術を用いて製品を製造しています。
海外売上高比率が高い!
私が投資する目線として海外売上比率が高いことがあります。
日本26%、アジア31%、米国20%、欧州20%と海外の売上高比率は高いです。
海外への売上高が高いのは将来に渡って安心できますね!
時計事業の調子は?
米国で直販ECサイトの売上高が前年比で1.5倍になり、時計事業を支えています。コロナ禍の影響もありECが伸びていますが、実店舗以外の売上高が増加しているのは良いことですね。
高配当株銘柄!
シチズン時計はコロナで業績が落ちこんだときには配当金が減りましたが、業績の回復に伴って増配しています。
2023年の配当金は34円もあり、配当利回りは6%近くあります!...が、6%の配当利回りは長くは続かないと思いますので、さすがにそれは当てにしていません笑
過去では大体の配当金は18円程度なので、2年程度で配当利回りは3.1%程度に収まると想定しています。
3%あれば投資対象としてはギリギリ大丈夫です(*^^*)
PERは8.4倍と割安なので、買いやすいですね。
私の投資判断
時計業界におけるスマートウォッチのシェアは年々高くなり、アナログ時計のシェアが下がることは確実です。しかし、時計事業が業績に占める割合は50%程度ですので、今後は時計事業以外に注力することで業績を伸ばす余地があると考えています。